uco notes

WynonnaEarp Podcast「Tales of the Black Badge」キャストインタビュー拙訳などを載せています。

ClexaCon2018 パネルメモと写真

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ClexaCon2018に行ってきました。
今回はゲストである女優さんたちと写真も撮り、規模も体感では4倍くらい大きく感じたので(待機列もその分長く)、余計にパネルにはあまり行けないことを覚悟していましたが、ほぼ全て途中からの参加です。もっと聞きたかったし他のも行きたかった・・・。
メインのパネルは運営がYouTube公式チャンネルに上げているので見られます。
ありがたい!LGBTQアクトレスパネルやWayHaughtパネル、Hollsteinパネルほか、見たい方はチャンネルへどうぞ。WayHaughtパネルでは、ドミニクがヴァルン(ジェレミー)とインド旅行中にLGBTパーティを見つけて参加した時の話や、キャットがいかに番組がfandomとソーシャルメディアのおかげで存続しているかなど話しています(後述*)。余裕があったら起こします。
今回もメモだけです。
 

Responsibility of media makers(メディアメイカーの責任)パネル

途中から参加

  • ゲイを当たり前に描くことで視聴者を通して社会に良い影響を与えられる
  • 人種を基準にステレオタイプを描くのではなく、具体的に、例えば「アニッサ」(DCコミック『ブラックライトニング』原題:Black Lightning)のキャラ。力に目覚めるスーパーヒーロー、レズビアン。)を、個人の話を描くとより多くのオーディエンスに届く 
  • 1エピソードで7人のクィアキャラが出てきた『ジェーン ザ バージン』(原題:Jane the virgin)。1ゲイ・1エピソードにこだわる必要ある?ないよね。

  
 

Wynonna Earpパネル

(動画はこちら
 
追記予定
 
One Day At A Time(『ワンデイ -家族のうた-』)パネル
(動画はこちら動画で見なおしたら長くなりました・・
  • まず、シットコムを作れるマイク・ロイスに、メディアにおけるラティーノのレプリゼンテーションが少ないから、オリジナルのワンデイを基に作りたいと声がかかった。次にマイクから別の(ラティーノの)プロデューサーであるグロリア・ケレットに繋がった
  • イザベラはフロリダから越してきたばかりの時に演技コーチからエレナ役のオーディションを勧められた。若手だと元気いっぱいチアリーダー役が珍しくないから「エレナは見た目に無頓着だからメイクをしてこないこと」という特徴がいまでも印象に残っている 
  • ちょうどシーズン1を書いている時にマイクの娘さんがカムアウトしたため「そうか、そしたら題材をもらうことになるね?」という話を当時した(会場笑)
  • 撮影前にイザベラとご両親にエレナのセクシュアリティについて話す機会を設けたところ、みんな歓迎してくれ、イザベラもきちんとやりたいと真摯に取り組んでくれた。というのはプロデューサー側のコメントで、当のイザベラは自身のセクシュアリティに関わらず家族は受け入れてくれるし、恵まれた環境にいるから、当初は「アクティビスト」であるエレナを演じるのは割と普通なこと(not a big deal)だったので、気に揉んでいたプロデューサーたちとの差を興味深く感じていた
  • ノンバイナリー(nb)キャラの登場について:娘さんを寮に連れて行ったマイクが見た部屋のドアに貼ってあったのが「代名詞のチャート」。圧倒された。そこにはアイデンティティについて大量に書いてあり、知らないことばかり。好奇心をあおられた。娘さんには2人nbの友達がいて、彼らの話をしていたときにはどちらの「they(nbの代名詞)」のことかわからなくて聞き返していたら怒られた(笑)
  •  イザベラはセクシュアリティの話題に敏感な世代ではあるけど、今までそこまで意識していなかったから、吸収は早いけど一緒に学んでいってる。誰でも最初から分かっている人はいない。番組を通じてそれを伝えていく過程に関われてうれしい。(あの紹介シーン)
  • シドとエレナの関係は「パートナー」、「大事な人」、それとも「彼女」なのかよく話し合った。関連して、個々のアイデンティティの違いへの対応として、自分の代名詞(she、he、they)を先に告げたり、分からなければ確認するといいというアドバイス 
  • PTSDやうつの描写について:アメリカで移民だと自分のメンタルヘルスが二の次になってしまうから(きちんと対処されるべき基本的なことだから本末転倒なんだけど)、メンタルヘルスについて若い世代に正しく教えることはとても大事だった(グロリア「ツイッターでは多くの人と繋がって助け合いもできるね」)。
  • 親世代がメンタルヘルスを「そんなの大したことない」というのは話す機会がなかったから。イザベラもコロンビアで育ったからアメリカで何気なくそんな会話が家族とできるのが不思議に感じる。

モデレーター「今、放送中のラティーノが出ている番組で好きなのは?」(訳注:はっきり聞こえないので推測)

イザベラ: 「ジェーン ザ バージン」(自身がホワイトパッシング(白人に見えるため白人の扱いを受けるPOC(有色人種))を受けていると番組を見て最近やっとわかったイザベラ!)

グロリア:「ブルックリン・ナイン-ナイン」ラティーノが2人出ているし面白いから。

マイク:「マイ・ブロック」を見始めた。

QAタイム

  • ホワイトパッシングについてシーズン3でもっと見たい。「『ジェーン ザ ヴァージン』前にラティーノキャラを演じた女優はどれも白人(レイチェルやマギーなど)だった。白人に見えて白人の様に話すラティーノについて12年前に書き始めてたので、このタイミングで盛り込んだ。」(グロリア)

  • シドがエレナにプロムに誘うあの曲はオーディションの一部だった(!)
  • さまざまな社会問題を流れに沿って13話でまとめているから、一気には扱えない。アメリカで珍しくはない一家族の話だから、番組が進む中で視聴者の間で話題になることは大歓迎
  • エレナが徐々に家族にカムアウトしていき、全員が違うリアクションだったのは?「まず、娘にカムアウトされたマイクが真摯に向き合ってきちんと描こうとする(do this right)姿勢がすばらしかった。レプリゼンテーションのこともあるし、カムアウトがうまくいかなかった人も「たいしたことなかった!」人もいるからそれぞれ描きたかった。(ペネロピのリアクションはゲイの女性ライターが書いたもの。彼女は父親にカムアウトした翌週、その父にカムアウトされたそう。色々あるわけよ。)
  • アクセントが強く残っているキャラを登場させてほしい
  •  アレックスの野球の試合のシーン(家族が全力で応援シーン)はプエルトリコそのもの!(byプエルトリコ出身のファン)

  • 視聴者からLGBTQ・ラティーノにまつわるリアクションは?「番組のおかげで子供と話をするきっかけができたとか、年配の人からエレナは昔の自分!とか言ってもらえるのは脚本チームのおかげで、エレナの顔として視聴者から経験談を聞けるのは本当に嬉しいし、素晴らしいと思う。否定的な(ありえない)コメントは全体のごくわずかで、番組は大好評、賛同の声が圧倒的」(イザベラ)
  • リタ・モレノの出演経緯(『ウエスト・サイド物語』のアニタ):あるファンドレイザーで別のプロデューサーが誘った(「番組作るんだけど出演しません?」「Yes! .......ってどんな内容?」)。そしてリタの人気は健在!!

 

Hollsteinパネル

 (動画はこちら

追記予定

 

It takes a village: Allies in the media(皆で協力する:メディアの中のアライたち)パネル

途中から参加
  • 番組はパワーであり、社会に影響力があるから気を配らなきゃいけない
  • 一歩ずつ進んでいく(baby steps)で良い。それを続けていくこと
  • ソーシャルメディアの力を活かす。ジャーナリスト、プロデューサーがLGBTQ作品などに関して、よりうまく関わっていくには、Instagramでもいいから支援すること。声を広げることが大事。
  • アライのパワーは必要なのか?:伝えるためのプラットフォームを得るためには必要。(by『カーミラCarmilla)』シリーズのプロデューサー)
  • 当事者のストーリーを当事者が伝えられるよう支援することと、非当事者が作ったストーリーを支援することは別物。非当事者視点のストーリーを伝えるなら、他の人でも構わないはず、私たちは必要ない(「You don't need us to tell your story」)。 
  • アデル、ブルーは熱い色」はヘテロ目線でshitty(酷評)
  • 当事者の立場で感じてみると、アライはもっと意識転換できるかも?
  • アライとして、いつ話すか、一歩引くか(step down)、関わるか、黙る(代弁しない)かを知ることが大事。あなたがどんなに親切でNiceでやさしい人かどうかは関係ない。そして(力になりたいと思うなら)当事者と対話(Conversation)してみるのもいいかもしれない。 

 

Wynonna Earp fanパネル

(音源はこちら

  • この番組には一人ひとりに居場所があり、オープンで、新規ファンなども快く歓迎してくれる空間がある(むしろ番組のためにもファンは常に増えている方が良い) 

  • キャットによれば『ワイノナ・アープ』シーズン3が製作できているのはソーシャルメディアの存在があり、ファンのツイートなどで(視聴率以外に)影響力があったからとのこと 。(*予告や舞台裏動画担当のアリソン・ベイカーさんによると去年の「#WynonnaEarp」で10億ものユニークユーザーインタラクションがあったとのこと。WayHaughtパネルでの発言)

  • ケヴィンとボニ―とブリジットはポッドキャストなどさまざまやってくれているが、それは彼らが代表だとかまとめ役ということではなく、Earperファミリーの一員として共有しているにすぎない。Earperは誰が一番でもなく皆が平等、ということ

  • 「In Emily We Trust 」(アメリカ国家標語のIn God We Trustもじったもの)のもと、『ワイノナ・アープ』とそのファンである(新・旧・これからの)Earperのインクルーシブな場所である 

  • ワイノナ・アープはまだ2シーズンしかないのに(3を撮影中)、各地でEarper Meetupとしてファン同士のオフ会をやったり、EarperCon(『ワイノナ・アープ』に特化したイベント)自体も、今のところ主に北米でこれから4つも開催予定(後述**)

このほかには『Tales of the Black Badge』 Liveで生録音のパネルもあったので行きました。(パネルでなんて、ケヴィンとボニ―が一番驚いていました(笑))

 
各パネルでの印象は去年とさほど変わりませんが、番組で扱う理由がLGBTQというコンテンツだからではなく「このキャラはたまたまゲイ(・レズビアン・トランス・ノンバイナリー・ラティンクスなど)」の人として描く、というコメントが割とありました。(機内で見た『Battle of the Sexes(バトル・オブ・ザ・セクシーズ)』(7月公開)でビリー・ジーンが言う「テニス選手で女ってだけ(I'm a tennis player who happens to be a woman)」を思い出した。)
 
あまりに小パネルに行けず悔しい分、敬愛するエミリー・アンドラスに会ったり、やりたかったことはほぼ達成。全体的には、『ブラックライトニング』『ワンデイ』『ブルックリン・ナイン-ナイン』(いずれもNetflixで視聴可)などのおかげでPOCのゲストや参加者も増えていましたし、回を重ねるごとにさらに多様になっていくんでしょう。それでも、まだまだな感じはしましたが。(去年言われるまで私も意識していませんでした)
やっぱり、すっごくgay weekendで、やっぱりとても安心して居られる天国のような空間。(規模が大きくなった分、色々ありましたけどそれはそれ。)あの空間に戻りたい・・!
 
会場での写真はこちら(何か表示がおかしかったらご連絡いただけると助かります・・)
 
  
**今後開催される予定のEarperCon

また、今度スペインで開催されるLOVE Fan Festには、『ワイノナ・アープ』からWayHaughtとメラニーの参加、『カーミラ』からはHollsteinの参加が決定しています。 

 

WayHaughtパネルで例のウェイバリー・チアダンスを披露したMiniWaveさんの動画も貼っておきます(笑)すごいー。

 

余談ですが、この機会に『Love, Simon』(グレッグ・バーランティ監督作品)を見てきました。(日本公開してほしいけど、するか分からないので。してもしなくてもブルーレイ買いますけど)

タオル持って行って良かった・・・・。

本編中もですが、映画館を出てからも余韻でずっと泣いてました(笑)

作ってくれてありがとうと言いたい。ジェニファー・ガーナー含め、関係者全員にハグしたいくらいです。「教師をしている人がDVDを授業で見せたらいいと思う」というツイートを見かけましたが、その通りだと思います。誰が見てもおそらく分かりやすいし、安心して見られます。日本でもなんとか公開してほしいです。

 

(c)Syfy (c)WynonnaEarpPod